IT業界でクリエイティブな仕事をしている人間に限らず、いち社会人として生産性を高めるというのは永遠のテーマであると思う。
でも生産性ってなんだ、何を持って測れるんだ、という疑問は少なからずある。
たとえばライターが14時間働いている中で2,000文字の原稿3本を出すのと、それと同数の産物を10時間で出した場合は後者のほうが生産性が高いと言える。
ただ、きょうび仕事はこれだけではないし、アポ調整をしたり企画書作ったり打合せがあったり…と多岐にわたるのが事実。
そういう面もあるので、1日にどれだけ生産的な活動をしたかというのはなかなかに測りにくい。と思っていた。
せめてPCやスマホを使っている時に何にどれだけ使っているか可視化できるだけでも違うし、それを数値化してくれるものはないかなーと思って探していた中で発見したのがRescutimeというツールだった。
登録はコチラから→ RescueTime
全部英語だけと特段難しいことはなし。とりあえずサインアップしてPCにアプリをDL。そして稼働しておけば、自分がPC作業をしている時にどんなサービスやサイトを利用したかの時間を測定してくれる。また、そのサービスの生産性を5段階に振り分けることで、どれくらいの生産性があるのかを%で表示してくれるのだ。
言葉だとわかりにくいので画面を見せるとこんな感じ。まずはダッシュボード。登録したてだとまだログがないので以下の画面が出ると思います。
では前日のを見てみよう。10月23日は以下のような数字が出た。
7時間15分のPC作業のうちなんと5分の1をSNSに費やしていた。やばい。あとは薄々感じていたメッセージのやり取りというのはやはり多くの割合を占めるのだなと。Deign&Compositionがいわゆるライティングとかkeyonte、pptを使った資料作りなのだけどこの週やたら少ないな。ライターと自称できるんだろうかこれで。
<参考>メールを使うと仕事は10倍遅くなる
http://reonatakenaka.com/?p=927
ちなみに先に伝えた5段階というのはこのグラフの色で、以下のように分類される。
- 濃い青→Very Productive:とても生産性が高い
- 青 →Producitve :生産性が高い
- グレー→Neutral :どちらでもない
- 赤 →Distracting :生産性が低い
- 濃い赤→Very Distracting:とても生産性が低い
デフォルトではこのツール自体がそれぞれのサービスを上の分類のどれに当たるかを自動で振り分けてくれる。例えばgoogleカレンダーやgmail、FBメッセンジャーでの
やりとりは「Communication&Scheduling」に分類され「Neutral」となる、みたいな。
そして、週報も送ってくれる。
この週は全体のうち56%を生産活動に費やしたよ、ということかなと。
最も使ったアプリやサービスが出てくる。スプレッドシートやドキュメントよりもFacebookが多い。
自分でカテゴリ分けもできます
デフォルトでyoutubeはvery Distractingに分類されているのだけど、例えばYoutuberにとってはこれはVery ProductiveかProduciveに分けられる。これに限らずある職業の人にとっては邪魔者であるサービスが別の職業の人にとっては生産的なものであるということはあるだろう。そういう場合はどうすればよいか。自分で分類分けすれば良いんです。できます。
設定画面からCategorize&Activitiesを選ぶ。
すると上のような画面になるので、ここで色々設定すれば良い。twitterは当たり前ですがvery distractingですわ。こんな感じで使う。
余談だがiOS12でスクリーンタイムという似たような機能が付いた。
iOS 12に作業中断を減らし、画面を見ている時間を管理するための新機能が導入
<https://www.apple.com/jp/newsroom/2018/06/ios-12-introduces-new-features-to-reduce-interruptions-and-manage-screen-time/>
こちらも合わせて使ってみるといかに自分が 何に毒されているかわかる。
仕事の効率を上げたい!生産性を高めたい!と思っている人はぜひ使ってみてもらいたい。
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