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アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない

サブカル

 

実はアメリカ行ったこと無い

 

 1年弱の休止期間があったが、自分はトータルで2年近くクーリエ・ジャポンを定期購読している。国際情勢に興味を持ち、情報を仕入れるため、かつ読みやすいという点から選んでいるのだ。Newsweekももちろん読んでいたのだが、最近は完全にwebに移行。最近めっきり読んでいない。で、クーリエを定期購読している理由は上記の点以外にもあって。それは好きな連載があるから。その連載とは”町山智浩のUSニュースの番犬”というコーナー。コンパクトに説明すると、アメリカ在住のコラムニストであり映画評論家の町山智浩氏が現地で話題となっているニュースの背景や現状、裏話などを解説するというもの。これだけ書くと一見どこの雑誌でもありそうなものなのだが、この連載のスペシャリティを高めているのは何を隠そう町山智浩という書き手にある。とにかく、文章が面白い。地頭の良さと幅広い知見に加えてブラックユーモアや下ネタもたまに投下する。保守的な頭の固いオッサンとは対局にある人で、話をしたら絶対に面白いんだろうし、学びがあるんだろうなぁと毎回彼の文章を読むたびに思う。

で、今回紹介するのはその町山さんの本。これだけ好きと公言していながらも恥ずかしながら一度も著書を読んだことがなかった。ので、そろそろ読もうかな…と思って手にとった。という訳ではなく、図書館で何を読もうか探しているときに見つけたのである。

 



 

 キリスト教原理主義の洗脳キャンプから、行き過ぎた"禁欲主義"のこと、イラクの兵士派遣の話やそしてブッシュを始めとした(失礼)史上最低の米国大統領は誰かという話。出てくるワードやそれぞれれの話題はニュースなどでたまに聞くものだけど、深い内容はよくしらない。そんなテーマについての短くまとめられたコラムが数多く収録されていおり、普通に日本で生活しているだけでは絶対に目につくことのないアメリカの深部を知ることができる。いい意味で"軽い気持ち"で現代アメリカを学ぶにおいては最適の教科書には間違いない。冷静に読めば1つ1つは深刻な問題だと思うのだが、それをコミカルに記すことで気を滅入らせないのも町山さんだからこそ。加えてさすが映画評論家。現代アメリカを知ることのできる映像教材もところどころで紹介してくれており、興味の導線を引いてくれるところがまた良い。マイケル・ムーアの映画と本書に触れれば、アメリカの7割くらいを知ることができるんじゃないだろうか。あとは、ルポ貧困大国アメリカなど。それは言いすぎ?

とりあえず、少しでもアメリカという国を知りたいという思いがある方は、絶対に読むべきです。

 

では、今日はこんなところです。

 

 



 

 

 

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