16歳ながら文才に優れた黒人の少年ジャマールはある日、バスケコートの横にあるマンションの一室へ仲間にけしかけられて忍び込むのだが、リュックをその部屋に忘れてしまった。後日、そのリュックは帰ってくるのだが、その中に入れていたノートに綴った自らの文章には、謎の人物からの赤字が多く書き込まれていた。その赤字をつけた人物こそが部屋の主であり、かつては著名な小説家であったウィリアム・フォレスターであった。この日からジャマールと老人の”文章”を通じた不思議な友人関係が始まる。
ヒューマンドラマ好きには間違いなく響く一作。ストーリーの中で訪れるトラブル1つ1つは決して大きくない些細なもの。ただ、トラブルに直面するジャマールの心情が演技に反映されていて、感情移入をしながら見てしまった。ラストもあっさりしていますが、ヒューマンドラマはこの終わり方でいいんです。
SCORE ⇒ 85点
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