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フロンターレ、”鬼門”破れず。なぜ、あそこに米倉がいたか。

サッカー

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恥ずかしながら戦前まで知らなかったのだが、G大阪のホームスタジアム、万博記念競技場において、川崎フロンターレはリーグ戦での勝利を経験したことがない。つまり、”鬼門”ということだった。ナビスコ杯とACLではそれぞれで勝利を収めたことがあるのだが、万博における最後の勝利は2009年。つまり5年、この地では未勝利ということ。そして今回、リーグ戦初勝利を望み、そしてそれを信じてこの鬼門へ乗り込んだのだけれども…

結果は周知の通り、0-1の敗戦。57分に生まれたセットプレーからの米倉の1発に沈んだ。フロンターレとしては決してチャンスが無かったわけではなく、80分に小林に訪れたこの日一番の決定機も東口のスーパーセーブに阻まれるなど、運気がこちらに向いていなかった。ただ、それでも決められるシーンはあった。極論であるが、そこを決められるかどうかというところになる。”「技術は嘘をつかない」と風間監督は良く口にし、これはエルゴラ本紙でも幾度か使わせてもらったフレーズであるが、まさにその言葉が物語る試合だったとも言える。ただ、持てる技術を最大限に発揮したかと言われるとそうではないという試合でもあった。ここに関しては明日発売のエル・ゴラッソにて書かせてもらっているので、是非手にとって頂ければと思います。

色々難しいところではあるが、結局はこの結果を受け入れて、自分たちのパフォーマンスを高めるために日々の練習に取り組む他にない。次の試合は水曜日。すぐそこなので。

そしてタイトルの話題。あの失点が決まった瞬間、なぜ身長が176と決して長身ではない米倉があのエリアにいたのかが疑問に思った。まあ恐らく競り合いが強いとか跳躍力があるとかだと思ったのだが、近くで常に見ている人に聞くのが早いと思い、横で一緒に試合を見ていたG大阪担当の下薗さんに聞いてみた。すると…「米倉は凄いジャンプ力があるんですよ」と。特筆すべきなのが垂直跳びの記録。80~85cm跳ぶとのことだった。ただ、いまいち基準が分からないので調べてみると、NBAの選手の平均が67cmで、成人男性ならば70cmを超えれば非常に優れた能力として認められるらしい。(wikipedia参照)

ケイン・コスギが86cmというのだがから、それを踏まえれば米倉の凄さは推して知るべし。あの位置にいるわけだ。もともと攻撃的な位置の選手であるし、得点感覚にも優れているというのもあるので、今後G大阪の武器としてチームを救うことも増えるだろう。その点にもこれから注目して見ていきたい。

最後に、80分の小林のゴールを止めた東口のプレー。これを止められてしまったら何も言えない。前々から思っているのだが、ぜひ代表に呼んで欲しい人材である。

先週の木曜日、ナビスコ杯初戦とは打って変わってゴール裏のサポーターは多かった。もちろん、土曜日ということもあるのだが、何よりも優勝争いの大一番だったというのも、このサポーターが詰めかけた要因だろう。そういった中で結果を得られなかったのは、辛い。だがまだ数字的には可能性はある。その可能性に期待しよう。

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では、今日はこんなところです。

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